県の人口と割合は?
人口と平均年齢は?
埼玉県によると2017年6月現在の人口は730万3019人で、全国的に見ると東京、神奈川、大阪、愛知に次いで第5位の人口数を誇っています。平成27年度の国勢調査によると、埼玉県の平均年齢は45.4歳と全国で6番目に若い県ですが、県で公開している資料によると県内で最も平均年齢が若い市町村は南部の戸田市や和光市で、それに次ぐのがその周辺のさいたま市や越谷市、そして上尾市、熊谷市と北に向かって放射線状になっています。その一方で西部の東秩父村や長瀞村、秩父市などは平均年齢が高く、戸田市とは10歳以上も差があります。
年齢別の移り変わりは?
埼玉県の人口が急激に増えたのは昭和30年代頃です。これには「東京に近いためベットタウンとして移り住む人が増えた」「県内に会社や工場が増え、そこで働く人が移り住んだ」「移り住んできた若い人たちが結婚して家庭を築いた」などの理由があげられます。では一体どれくらい増えたのか国勢調査から人口の移り変わりを見てみましょう。
昭和35年の人口は男性が120万人、女性が123万人の計243万人、昭和55年は男性が274万人、女性が268万人の計542万人、と男性の割合が多いまま人口がどんどん増えていきました。しかし平成に入るとだんだんと男性よりも女性の割合の方が多くなり、ついに平成27年には男性が362万人、女性が323万人と女性の割合が多くなりました。
年齢別に分けて見てみると、昭和33年は生産年齢人口といわれる15歳~64歳の人口が一番多く、それに0歳~14歳の年少人口、65歳以上の老年人口が続いています。第二次ベビーブームがあった昭和50年以降は年少人口が増え、昭和55年は26.9%と三割近くを占めるようになりました。しかしこの年を境にして年少人口は減り続け、老年人口が増え続ける少子高齢化の時代へと移り変わります。平成に入るとそのスピードがぐっと速くなり、平成22年から27年の五年の間に22%ほど増加しています。この増加スピードは全国一といっても過言ではないほどの速さです。
未来予想と対策は?
埼玉県のホームページによると、これから先も少子高齢化が続いていくと見なされ、人口は増加するどころかむしろ減少傾向にあるという見通しが出されています。これは人口維持に必要とされる出生率が「1」に満たない市町村が埼玉県に10ほどあるという調査に基づいています。
このような状況から、埼玉県では早い段階から少子高齢化や人口減少対策をはじめ、埼玉県が抱える問題に対してさまざまな施策を打ち出して実行に移していました。これが功を奏し、人口が減少すると推測されていた2015年は反対に人口が増加しました。
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